経営者インタビュー:株式会社Co-creating partner 代表取締役・明石知樹氏

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起業前や起業直後の経営者にとって、低コストで利用できるシェアオフィスやコワーキングスペースは便利なものです。昨今では多くのスペースが貸し出されている中、株式会社Co-creating partnerでは、起業家支援に特化したコワーキングスペースを運営しています。新しい形のビジネス空間について、代表取締役の明石知樹氏に話を聞きました。

 

 

会員が会員のビジネスをサポートし合うコワーキングスペース

――御社の運営するコワーキングスペースのコンセプトを教えてください。

「会社に来るだけで経営の悩みが解決できて、人脈もどんどん広がっていって、時にはビジネススキルやサービス力をアップできる経営塾にもなって、さらに仕事も入ってくるオフィス、ということをコンセプトにしています」

――いいことづくめですね。

「お客様は、これから独立しようという人や、独立して5年目くらいまでの起業家や士業の方が多いです。オフィスを借りるにしても固定費がかかりますし、インターネットやオフィス設備を整えるには、さらにお金がかかります。

創業当初は初期投資や固定費を低く抑えたいですし、誰もが独立して間もない時は経営についてわからないことがたくさんあります。そういった時期の相談相手として事業のサポートをしたいと思っています」

――会員同士のマッチングとはどのようなものですか?

「例えばホームページの制作をしたいというニーズがあった場合、会員になっている私たちの信頼できるホームページ制作のプロフェッショナルを紹介します。会社を設立したいという場合には司法書士や行政書士を紹介します。

room01 このように、何かやりたいことがあった時に、それが解決できるように私たちがチームを組成してスピード解決しています。業者を探す手間も省けますし、会員が会員のビジネスを助ける仕組みとなっております」

――逆に力を貸してほしいという人を紹介されて、仕事を受ける側になることもあるのですよね。

「そうですね。スペースにいるだけで仕事が来ることもありますし、ときどき顔を出してもらえたら、どんどん仕事を振れる、っていうのはありますね」

――コンシェルジュとはどのようなものですか?

「私と、数人のコンシェルジュが会員の相談窓口となって、全会員のビジネスを把握し、経営アドバイスやビジネスマッチングを行うものです。全体を把握して いるコンシェルジュが間に入ることで、成功確度の高いマッチングが可能になります。経営相談に乗ってくれる人が常駐している点は他社にはないと思っていま す」

 

夢のある起業家は大歓迎

――会員になるには審査があるのですよね。審査基準はどのようなものですか?

「専門分野がかぶらないようにするための審査と、あとは、会員に迷惑をかけるような営業をする可能性がある人はお断りしています。

私たちは皆でビジネスチームを作ろうというコンセプトでやっているので、そのコンセプトを理解して協力してくださるか、というのも基準に入っています」

――落とすための審査というよりは、大丈夫かどうかを確認する審査なのでしょうか。

「そうですね。起業支援を謳っているので、サービスがまだなくてこれから、という人でも入会できます。やる気があって夢がある人だったら、応援したいと思っています」

 

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あてもなく走り続ける人に道しるべを

――その他に、他社との違いは何がありますか?

「会員の業種の幅が広いと思います。人脈を広げることをメインとして入会する方もいますので、本当に様々な方がいます。自分の知らない業界の知識をつけられたり、お互いのビジネススキームを話し合ったりと、毎日が学びに溢れています。」

――明石さんはどういったサポートに強みを持っていらっしゃるのですか?

「私は元銀行員であったこともあり、やはり資金調達の相談を受けることが多いですね。自己資金だけで事業をスタートできる人は少ないので。あとは、事業計画の作成です」

――創業時はなかなか融資を受けるのが難しいですものね。

「今は国も創業支援を積極的に行っており、創業融資の制度も多岐にわたります。一方で、申込む側はホームページ等で調べてもよく理解できない方が圧倒的多数です。私はどの制度を利用するのがベストなのかをお客様のニーズに合わせてアドバイスしています。また、様々な金融機関の担当者と関係を築いているので 窓口もご紹介できます。

また、資金調達をするにあたっては、事業計画を作成する必要があります。事業計画が出来上がると、今後どのような費用がかかって、どれくらい売上を上げれば利益が出るのか、資金繰りはどうなっていくのかが目に見えてわかるようになります」

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銀行員の経験を活かした資金調達

――起業支援を始められたきっかけは何ですか?

「元々銀行員の時から、起業支援には興味がありました。起業して一年以内で60%の企業が倒産・廃業し、5年で85%が倒産・廃業するというデータがあります。独立前に経営を経験できる人はほとんどいなくて、多くの起業家がいきなり本番になります。経営についての知識がなく、売上が思っていたように伸びずに資金が底をつくことを避けるためには、綿密な計画を常に更新し続ける必要があると思います。私も独立をした時に色んな方々からサポートをしてもらったので、今度は夢を持って独立した人のサポートをしたいと思いました。

――独立をサポートしてくれた人と同じことを、今度は自分が提供していきたいと。

「はい。特に資金面の苦労を取り除いてあげて、事業にまっすぐ進んでいけるようにサポートしていきたいなと。資金繰りに困ると、当初の事業への想いが曲がってきてしまうことがよくあるので。」

――最後に、これから起業したいという方や起業したての方へ、メッセージをお願いします。

「起業の相談に乗ってくれる人になかなか出会えなくて悩んでいる人は多いと思います。私はそういった方の力になりたいし、自分の経験を踏まえたアドバイスもできると思うので、相談ベースでも結構ですので、オフィスに来てもらえればと思います。

私が出会った限りは全力でサポートさせてもらいます」

――コワーキングスペースで毎週やられている朝活や交流会は誰でも参加できるのですか?

「毎週やっている朝活はオープンなので、前もって申し込んでもらえれば、紹介などがなくても参加してもらえます。交流会も、非会員の方は料金体系が変わりますが、参加できるようにしています。そこで私たちのスペースの雰囲気を感じてもらうことができるかと思います」

――ありがとうございました。

独立したての起業家にとって、特に不足しているものが「経営経験」と「人脈」でしょう。起業した時は仲間がたくさんいればいるほどいいと思います。株式会社Co-creating partnerのコワーキングスペースでは同じ想いを持った仲間に出会えます。起業したての人はもちろん、起業前でも歓迎とのことなので、一度訪れてみて はいかがでしょうか。