越境ECを始める前に知っておきたい成功のヒント

(2016/3/9更新)

越境EC」とは、その名のとおり日本から海を越えて海外のお客様に対してEコマースで商品を売ることです。「越境EC」は、昨今のEコマース業界のトレンドワードになっています。

今回は、始める前に知っておきたい越境ECを成功に導くためのヒントをご紹介します。


越境ECが騒がれてはや5年・・・時は来た!

Eコマースで海外市場に出ていく動きは、目新しいものではありません。過去には、楽天市場やYahoo!ショッピングが海外版ショッピングモールを立ち上げました(一部はサービス終了)。また、タオバオやebayといった現地のショッピングモールに出品しようという動きは5年以上前からありました。

昨今、再び越境ECが注目されていますが、その理由は2つあると思います。

ひとつは、日本のEコマース市場が中小ネットショップにとって以前より厳しくなっていること、もうひとつは海外販売のためのECソリューションが整ってきていることが挙げられます。

これら理由がタイミングよく重なったことで、越境ECというトレンドが生まれているわけです。


越境ECでも始め方は同じ。心配してください!あなたのネットショップは誰も知りませんよ

「隣の芝生は青い」と言われますが、既存市場で行き詰まりがあると新規市場進出の誘惑に駆られるものです。

しかし、海外販売のためのネットショップを構築したとしても、いきなり注文が増えるわけではありません。EC初心者に、ネットショップを立ち上げれば全国各地から注文がくるという勘違いしている方が多いですが、それは越境ECでも同じです。海外販売のために立ち上げたネットショップを、どうやって海外のお客様に知ってもらうのかが重要です。

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これに気付かずに越境ECを始めてしまうのは早計であり、ビジネスをスタートさせてしまっては失敗が目に見えています。

言葉も文化もよく理解していない中で、あなたのネットショップの存在をどうやって知ってもらうか。「インターネット広告を使えば何とかなるでしょう?」などと安易に考えないことです。

日本に何万、何十万というネットショップがあるのと同様に、海外には海外のEC事業者がいます。Eコマース未開の地で、あなたが初めてネットショップを立ち上げるわけではないのです。

このように、越境ECの始め方で、注意すべき勘所は日本でECを始めるときと大きくは違わないことがお分かりいただけたかと思います。

海外からの定期的な注文は越境EC成功のシグナル

「越境EC」を考える場合、まずは現状のネットショップの注文状況を確認してください。

もし、いまのネットショップに海外からの注文が定期的に入っている場合は、越境ECが成功する可能性はあります。海外からの注文がたまにしかない、もしくは全くない場合、現時点では越境ECの可能性は限りなくゼロだと言ってよいでしょう。

現在のネットショップに海外からの注文がないのは、海外の潜在的なお客様から商品が検索されていない、あるいは検索されるための努力が足りていません。もしかしたら検索されているかもしれませんが、ページの案内がわかりづらく、購入されなかった可能性も考えられます。

これらの問題を放置した越境ECの始め方では、結局は徒労に終わることでしょう。


まとめ

現在のネットショップに「定期的に」海外からの注文がきている場合、その小さな穴をこじ開けることが「越境EC=海外展開」に繋がります。

何も、越境ECの始め方として、一般的な越境ECのシステムやインフラを整えることが第一ではありません。現在海外からきている注文に対して「どんなお客様が、どうやって商品を調べ、どうやってネットショップにアクセスし、何のために商品を購入しているのか」を知ることの方がりましょう。そして「同じニーズをもつ二人目のお客様にアプローチするには?」を考え、実行していきます。

「越境EC=海外販売」のヒントはいつも手元にあるのです。

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